Kamakura-An’s diary

鎌倉で海と戯れながら、時折、トレッキングにも

シャモニ・モンブラン_2(2018年7月26日)

Grandes Jorasses

 

シャモニ(Chamonix Mont-Blanc)の2日目も快晴。
ジェラードも美味しいベーカリーで朝・昼用のパンを調達し、そのひとつを食べながらプランプラ(Planplaz)行のゴンドラ乗り場まで歩きます。
今朝のモンブランは昨日よりさらに美しく、疲れも眠気も吹き飛んでしまいます。

 

住宅街の勾配のきつい坂を登っていくとゴンドラ乗り場に到着です。

 
ゴンドラが上っていく斜面にもかなりの勾配のトレイルがあり、ゴンドラを使わずに登っている人もいますし、なかには走っている人もいました。強い日差しを浴びてとても暑そうです。
 
ルート③ Planpraz → La Flégère
Planpraz → Lac Cornu → L'Index → Lac Blanc → La Flégère
晴れのち小雨、12.8㎞、約8時間
ルート情報↓
 
Planpraz
あっという間に1000mほどをゴンドラで駆け上がり、汗もかかずにプランプラ(1999m)に到着。ここで入念に日焼け止めをつけて出発します。
シャモニの町から1000mも上がってくるとモンブランを正面から望むことができるようになります。

 
いよいよスタート。ところが、時計の調子がおかしくGPSが捕捉できません。時計に読み込んだナビは使えず、地図だけが頼りの一日になりました。以前は地図だけで歩けたのに今はもうナビがないと不安になってしまいます。

 
Planpraz → Lac Cornu
当初のプランでは、La Flégère(↑の下から2つ目)のリフト乗り場に向かい、そこからリフトまたは歩いて L'Index という地点を目指す予定でした。
しかし、サインポストをみると Lac Cornu というところがあり、地図をみると、Lac Cornu 経由で L'Index に向かってもそれほど距離は変わらないようです。 そこでルートを変更し Lac Cornu を目指すことに。結局、時計に登録していた地図は不要になりました。
モンブランの景色を存分に味わいながらトレイルを歩きます。

 
ときおりある雪渓の上を歩くと、雪で冷やされた風がとても心地よく感じられます。

 

山羊も顔をみせてくれ、近づくと斜面を器用に駆け上がっていきましたが逃げようとはしません。「こいつらまた人の縄張りに入ってきたのか?」というのが山羊の表情に表れています。

 

離れると、山羊がすぐに駆け下りてきました。どうやらわたしたちが立ち止まっていた付近に水飲み場があったようです。悪いことをしたようで申し訳ない気分です。

途中から急に上りがきつくなり、後ろを振り返るとそれなりに上がってきたようで、プランプラのゴンドラ駅(↓中央部)もかなり小さくなりました。

 

針峰群もだんだん近くに望めるようになってきます。

 

Lac Corunu は↓の裏側はず。見上げるとウッと思ってしまいますがもう少しです。

 

東側にだいぶ移動してきたので、グランド・ジョラス(GrandesJorasses4208m)もその手前にある山々の後ろから姿を露わにしてきました。

 

1時間半ほどで Col Cornu に到着です。標高2406mですので、スタートから400mほど登りました。

 

Col Cornu のすぐ近くに望むことができる Lac Cornu はみたことのないような濃いネイビー色の池でした。何か鉱物の色なのか、光あるいは深さのせいなのか、イメージしていた色とはまったく違いますがとても美しい色をしています。Cornu とは角の意味のようですが、池の形はトナカイの角のようにみえなくもありません。

 
Lac Cornu → L'Index
Lac Cornu の水辺まで下りてみようかと思いましたが、ルートがはっきりしないし、そこそこ下らないと行けないようなので諦めて先に進むことにしました。↓のAiguille Pournie2511m)を左から回り込むルートです。

Aiguille Pournie の裏側は南斜面ですが小さな谷ごとに残雪があります。

 
Col de la Glière2461m)に着くとサインポストが倒れていて、ちょっとイヤな感じがしてしまいます。

 

雪の量(深さ)こそ大したことありませんが、残雪の傾斜がだんだんきつくなり、妻は半ベソ気味に。足を滑らせると一気に谷底まで転げ落ちそうです。

↑の残雪は何とか渡り切れましたが、この次に濡れた大きな岩があり、妻はもう本ベソ状態。遠回りになりますが、ルートを一旦外れてガレ場を下り、迂回することにしました。

谷を下りて上を見上げると、やはり横断を断念しているグループが複数いました。手すりがあれば問題ないのですが、その手すりも雪に覆われているので素人にはやはり危ないようです。

 

妻にとっては、グレーシャー国立公園(米国)でグリズリーベアに遭遇したときよりも恐怖だったとのこと。さらに「大丈夫、行けるよ」と言った私のことは、もっと怖かったとその夜に言われてしまいました。

小さな石に足をとられながら谷間を下りていきます。

 

ようやくルートに戻ると、これ以降は残雪はありません。

 

ここまで来ると、グランド・ジョラスを真正面からとらえることができるようになります。

 

登り切ってようやく L'Index2385m)に到着です。ルートを迂回したこともあり、Lac Cornu から2時間強かかってしまいました。

 
リフト(La Flégère ー L'Index)乗り場の横からは、モンブラン、グランド・ジョラスの山々。絶好の眺めです。一人で訪れている日本人らしき人も。お互い「日本人だろうなぁ」と思いながら「ボンジュール」と挨拶してしまう不自然さというか、むず痒しさが残ります。

 
プランプラからここまで4時間弱、13時も過ぎていたので腹ペコ・喉カラカラです。L'Index のヒュッテで喉を潤せると思っていましたが休業中。一旦、リフトで La Flégèreまで下りることにしました。

 

La Flégère でビールとカレースープを飲み、パンを食べると元気回復。マッターホルンに続き、山でいただくカレースープが美味しいというのは今回のトレッキングの大きな発見の一つです。

 

L'Index → Lac Blanc 
リフトでまた L'Index に戻り、Lac Blanc に向けてトレッキング再開です。Mont Blanc(白山)に対する Lac Blanc(白池)への期待が高まるのですが、雲行きが少し怪しくなってきました。14時半を回っているので戻ってくる人の方が多いようです。

 

 

 

少し急いだこともあり、L'Indexから1時間ほどで Lac Blanc2352m)に到着です。Lac Corunu のネイビーの池面に対し、ホワイトの池面を期待していたのですが、ちょっと違うようです。

 

奥の方の池は光の加減なのか手前の池(↑)とは異なる色です。が、ここもやはりホワイトではありませんでした。角度によってモンブランが池面に写ることがあるから Lac Blanc なのでしょう。

 

手前の池と奥の池は浅い小さな川でつながっています。

 
ここから北の方向(上り)に600mほどいくと Lac de la Persevérance、東(下り)に400mほどで Lac de Chéserys があるようですが時間も遅いので断念。
後日、Lac de Chéserys の池面に写ったモンブランの写真をみるととてもきれいでしたので、次回は必ず訪れてみたいと思います。

 

Lac Blanc  La Flégère
小雨がぱらついてきたので雨支度をして下山です。ところが、リュックのカバーを出したら、違うリュックのものを持ってきてしまったので役に立ちません。
カミナリの音も遠くから聞こえ始めます。シャモニーに来て3日連続、夕方になるとどこかでカミナリの音が聞こえます。

 
幸い La Flégère の方には雨雲がかかっていないようです。

 
先を行く夫婦がかなりのハイペースで下っていきます。彼らについていこうとすると、ほとんどトレイルラン状態。おかげで40分ほどで La Flégère に到着しました。
ロープウェイでは行列ができていましたが、15分ほど待って17時半前には乗車。このロープウェイは1745分が最終のようですが、下りの途中に会った、これから登ろうとしていた中国人家族が最終に間に合ったのかどうかが心配です。ぼっちゃりした男の子はだいぶへばっていたようですし。
 
ロープウエイは Les Praz de Chamonix に着きますが、ここからホテルまでは3㎞ほど。さすがに歩くのはもう勘弁なので、近くの駅から電車で帰ることにしました。ホテルでもらったシャモニ・パスを使えば鉄道・バス(一定範囲内)は無料です。2駅目のChamonix - Aiguille du Midi で下車して一旦、ホテルに。
 
After Trekking
昨日に引き続き肉が食べたくなりフレンチ風焼肉へ。ホットストーンの上に塩・胡椒がまかれいて、その上で肉を焼きます。まさに焼肉ですが、いわゆるタレはありません。タルタルなどマヨネーズ系の4種類のソース、カレー粉、ハーブで楽しみます。赤身肉のためか、まったく胃にもたれず驚くほど食べることができます。これは美味い‼
焼肉をアレンジしたこの店のオリジナルかと思っていたのですが、他の店でもみかけたので郷土料理なのかも知れません。

 
この日もまた年甲斐もなく腹一杯食べてしまいました。よく動き、よく食べる。まさに大学時代の体育会の合宿のようです。帰り道、夕陽を浴びたモンブランがオレンジに色に輝いていました。

 

 
今回の旅も2週間目に。これまで1週間の旅行だとまた仕事も頑張るか、という気になったものですが、2週目にもなると、ずっとこのままでもいいなぁと思ってしまいます。