Mont-Blanc
Important points
① 標高差が激しいので気温変化対策は十分にしたい
② 最低5日間(3日間は終日トレッキング)は滞在したい
基本情報
日時:2018年7月24日(火)~29日(日)
場所:Chamonix Mont-Blanc(シャモニ・モンブラン)/フランス【地図】
Chamonix Mont-Blanc のホテルを拠点に5日間の日帰りトレッキング
展望台 エギーユ・デュ・ミディ(L'Aiguille du Midi、3842m)
次に乗車できるグループ番号は壁面に大きく表示されるので、番号が表示されたら乗り場に集合して乗車です。
途中、プラン・ドゥ・レギーユ(Plan de l'Aiguile)で別のゴンドラに乗り換え、30分ほどで展望台に到着します。とにかく素晴らしい眺めの一言しかありません。
それにしても 針峰群とはうまく言ったものです。
いつまでも眺めていたいのですが、残念ながら時間は限られています。
シャモニの町からみると今にも氷河が町に流れてきそうな感じでしたが、上からみると氷河が町に覆いかぶさりそうな感じです。
マッターホルン・グレーシャー・パラダイス展望台でも感じましたが、よくもまぁこんなところに展望台を作ったものです。たかが展望台、しかし、欧州人というのはとんでもないところに、みんなが喜ぶだろうなぁと思うものを本当に造ってしまうから感心します。そういう精神でないと中世ヨーロッパを生き残れなかったのかもしれません。
最初こそ整備されたトレイルがあるものの途中からは完全にガレ場です。
麓まで来ると、マッターホルンのときと同様、落石音が頻繁に聞こえてきます。一度、大きな地響きがしたときは、こっちまで石が飛んで来るのではないかと焦りました。
途中、出会ったイタリア人夫婦は↓の氷河を横切って、向こう側に渡り、そこからシャモニの町まで下るとのこと。裂け目もみえている氷河の上を歩く勇気が信じられません。
↓の真ん中にある、手前の小さい緑の山がスタート地点のレストラン。1.2㎞ほどですが、ずいぶんと小さくみえます。
これ以上は本格的な岩場、氷河なのでここで折り返し。
トレイルがなく、ガレ場を歩いてきたので思いのほか時間かかってしまいました。
プラン・ドゥ・レギーユに戻り、レストランでホットドックとビールで昼食。何も考えず日本のホットドックを期待していたら、パンはフランスパン。当然といえば当然です。でもフランスパンのホットドックもなかなか美味しかった。
ヨーロッパではどんな標高にあるレストランでも中途半端なものは提供されません。
トレイル② Plan de l'Aiguile → Chamonix
Plan de l'Aiguile → le Signal → le Montenvers → Chamonix
晴れ、約13.2㎞、4時間20分(休憩含む)
腹ごしらえをして出発。標識にはモンタンヴェールまで2時間15分とあります。
このルートは人気のようで歩く人が多くいました。しかし、展望台にあれほどいたアジア人(中国人)はほぼ皆無です。ラクに行けて写真だけとってサッと帰ってこれる(次の観光スポットに行ける)、そういうスタイルのようです。
ヒュッテを過ぎた後は、左手(谷側)にシャモニの町をみながら斜面伝いに歩きます。単調なトレイルがですが、振り返ればモンブランはみえるし、さまざまな針峰群が姿を変えるので飽きることはありません。小さな花々もきれいに咲いています。
ツェルマットにしてもシャモニにしてもかなり高齢の方をよくみかけます。この標高でトレイルランをしている人も多いのですが、ふくらはぎの大きさ・形が尋常ではありません。しかもスピードが速い‼
Le Signal(2204m)
少しきつい登りを上がって Le Signal に到着。途中、分岐がいくつもあるので一度、間違えましたが、プラン・ドゥ・レギーユから1時間40分ほどで到着しました。
ちょうど稜線に立つ感じになので、針峰群(↑)とシャモニーの町(↓)を望むことができます。
針峰群側に回ると氷河。この先にはグランド・ジョラス(Grandes Jorasses、4208m)がそびえるはずですが、残念ながら雲に隠れてしまっていました。この氷河も昔は谷いっぱいに広がっていたのでしょう。