Kamakura-An’s diary

鎌倉で海と戯れながら、時折、トレッキングにも

シャモニ・モンブラン_1(2018年7月25日)

Mont-Blanc

 

Important points

① 標高差が激しいので気温変化対策は十分にしたい

② 最低5日間(3日間は終日トレッキング)は滞在したい

 

基本情報

日時:2018年7月24日(火)~29日(日)

場所:Chamonix Mont-Blanc(シャモニ・モンブラン)/フランス【地図

   Chamonix Mont-Blanc のホテルを拠点に5日間の日帰りトレッキング

 

展望台 エギーユ・デュ・ミディ(L'Aiguille du Midi、3842m)

シャモニでの初めての朝、目覚めると快晴だったので、まずは人気の展望台 エギーユ・デュ・ミディに出かけることにしました。
ホテルから展望台へのロープウェイ乗り場までは徒歩5分ほど。8時頃の到着でしたが、思ったほど人は多くはありません。
チケット売場でモンブラン・マルチパス(4日連続利用可能券、日数等は選べる)を購入し、ロープウェイを予約。乗車グループの番号札が渡されます。それほど人は多くないと思ったものの10分毎の出発なので40分待ちです。
順番が来るまではモンブランを眺めながら、乗り場横のCafeでモーニングコーヒー。優雅な朝の始まりです。時間が来たら乗り場に向かえばいいので、ウェイティングストレスはまったくありません。

 

次に乗車できるグループ番号は壁面に大きく表示されるので、番号が表示されたら乗り場に集合して乗車です。

 

途中、プラン・ドゥ・レギーユ(Plan de l'Aiguile)で別のゴンドラに乗り換え、30分ほどで展望台に到着します。とにかく素晴らしい眺めの一言しかありません。

それにしても 針峰群とはうまく言ったものです。

 
グランド・ジョラス(Grandes Jorasses、4208m)は、アイガー、マッターホルンとともにヨーロッパ三大北壁の一つです。登山家 今井通子さんは駆け落ちして、この北壁に登り、山頂で結婚式を挙げたとのことですが、常人にはまったく想像も理解もできません。この北壁の下にたどり着くだけでも相当、難しそうです。

 
そして、モンブラン(Mont-Blanc、4808m)。

 
先日、マッターホルンで会った人は、「モンブランはひたすら歩く体力があればそれほど難しい山ではない」と言っていました。地図で計測すると距離にして7.5㎞ほどですが、その間に1450mの上りと350mほどの下りがあります。しかも足元は深い雪。普通の標高であれば問題ないでしょうが、この標高とコンディションでは自身にはやはり無理そうです。
モンブランを目指す人たちが列をなしていましたが。羨ましさよりも尊敬の念しかありません。生まれ変わったら挑戦するかな?

 

いつまでも眺めていたいのですが、残念ながら時間は限られています。

 

シャモニの町からみると今にも氷河が町に流れてきそうな感じでしたが、上からみると氷河が町に覆いかぶさりそうな感じです。

 

マッターホルン・グレーシャー・パラダイス展望台でも感じましたが、よくもまぁこんなところに展望台を作ったものです。たかが展望台、しかし、欧州人というのはとんでもないところに、みんなが喜ぶだろうなぁと思うものを本当に造ってしまうから感心します。そういう精神でないと中世ヨーロッパを生き残れなかったのかもしれません。

展望台の下(↑写真上右側)にガラス張りの出っ張り廊下があります。ここは中国人と欧州系の子どもたちに大人気のようで長い順番ができていました。
 
そして、こういうところにもちゃんとしたレストランを作るのがヨーロッパです。

 

ガイドブックによると、ここからイタリア側にもゴンドラで行くことができると書いてありましたが、運休中で初イタリアは今回も叶いませんでした。チロル、ツェルマットに続き、ほんとうにイタリアとは縁がありません。
 
展望台には小1時間ほど滞在し、途中駅のプラン・ドゥ・レギーユに戻ります。
 
トレイル① Plan de l'Aiguile 周辺
Plan de l'Aiguile → L'Aiguille du Midiの麓(往復)
晴れ、約2.8㎞(実際の道のり)、約2時間(休憩含む)
ルート情報は↓を参照ください。
いよいよシャモニでのトレッキング。プラン・ドゥ・レギーユからモンタンヴェール(le Montenvers)に向けて出発する予定でしたが、ロープウェイから眺めていると、プラン・ドゥ・レギーユ周辺で歩いてみたいトレイルをみつけてしまいました。
このため予定を変更し、最初のトレイルはプラン・ドゥ・レギーユからエギーユ・デュ・ミディ展望台の麓に向かうことに。
 
ロープウェイを降りて早速、プラン・ドゥ・レギーユのレストラン前からスタート。

 


最初こそ整備されたトレイルがあるものの途中からは完全にガレ場です。

 

麓まで来ると、マッターホルンのときと同様、落石音が頻繁に聞こえてきます。一度、大きな地響きがしたときは、こっちまで石が飛んで来るのではないかと焦りました。


途中、出会ったイタリア人夫婦は↓の氷河を横切って、向こう側に渡り、そこからシャモニの町まで下るとのこと。裂け目もみえている氷河の上を歩く度胸が信じられません。

 

↓の真ん中にある、手前の小さい緑の山がスタート地点のレストラン。1.2㎞ほどですが、ずいぶんと小さくみえます。

 

これ以上は本格的な岩場、氷河なのでここで折り返し。

トレイルがなく、ガレ場を歩いてきたので思いのほか時間かかってしまいました。

 

プラン・ドゥ・レギーユに戻り、レストランでホットドックとビールで昼食。何も考えず日本のホットドックを期待していたら、パンはフランスパン。当然といえば当然です。でもフランスパンのホットドックもなかなか美味でした。

ヨーロッパではどんな標高にあるレストランでも中途半端なものは提供されません。

 

トレイル② Plan de l'Aiguile → Chamonix

Plan de l'Aiguile → le Signal → le Montenvers → Chamonix

晴れ、約13.2㎞、4時間20分(休憩含む)

ルート情報は↓を参照ください。

腹ごしらえをして出発。サインポストにはモンタンヴェールまで2時間15分とあります。

 

このルートは人気のようで歩く人が多くいました。しかし、展望台にあれほどいたアジア人(≒中国人)はほぼ皆無です。ラクに行けて写真をとって、サッと帰って来れ、次の観光スポットに行く、そういうスタイルのようです。

 
スタートして間もなくヒュッテがみえてきました。地図では Refuge となっているので避難小屋といった方がいいのかもしれません。

 

ヒュッテを過ぎた後は、左手(谷側)にシャモニの町をみながら斜面伝いに歩きます。単調なトレイルですが、振り返ればモンブランはみえるし、さまざまな針峰群が姿を変えるので飽きることはありません。小さな花々もきれいに咲いています。

 

ツェルマットにしてもシャモニにしてもかなり高齢の方をよくみかけます。この標高でトレイルランをしている人も多いのですが、ふくらはぎの大きさ・形が尋常ではありません。なのでスピードも速いのでしょう。

 

 

Le Signal(2204m)

少しきつい登りを上がって Le Signal に到着。途中、分岐がいくつもあるので一度、間違えましたが、プラン・ドゥ・レギーユから1時間40分ほどで到着しました。


ちょうど稜線に立つ感じになので、針峰群(↑)とシャモニーの町(↓)を両方望むことができます。

 

針峰群側に回ると氷河。この先にはグランド・ジョラス(Grandes Jorasses、4208m)がそびえるはずですが、残念ながら雲に隠れてしまっていました。この氷河も昔は谷いっぱいに広がっていたのでしょう。

 
Le Signal で一服して、モンタンヴェールに向けて再出発です。一服して待ってもグランド・ジョラスの雲はとれませんでした。
モンタンヴェールまでは1.5㎞ほどの間に約300mを下ります。

 
le Montenvers
モンタンヴェールの広場には同じ方角を向いて瞑想する人が何人もいました。パワースポットなのかもしれません。
Le Signal からモンタンヴェールまで30分弱。プラン・ドゥ・レギーユのサインポストにかかれていた時間は日本人の足にもおおむね正しいようです。

 

シャモニの町まで登山電車に乗って帰ろうかとも思いましたが、遠目にも電車を待つ長い行列がみえたので歩いて下ることに。

 
標高はもう2000mを切っているので森林のなかのトレイルです。

 
整備された道を歩くと腰が痛くなってしまうので、登山電車の線路を渡ったところで一服。腰痛云々は言い訳だと妻に言われます。ちょうど電車が上がってきたましたが、さすがに夕方近くになると登りの電車に乗っている人はほとんどいません。

 
ラストは牛にも目をくれずスキー場を駆け下ります。

 

シャモニの町に入り、駅前でシャモニ初日のトレッキングは終了です。


シャモニ初日は15.9㎞ほど歩きました。

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