Kamakura-An’s diary

鎌倉で海と戯れながら、時折、トレッキングにも

アオラキ/マウントクック国立公園 トレッキング後の楽しみ

Lake Te Anau 油絵風

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Aoraki Mount Cook National Park → Queenstown → Te Anau

マウントクック4日目(1116日)、この日の雨が NZ にきて一番激しく、予定を早めて朝のうちにマウントクックを発ち、クィーンズタウン、テ・アナウに向かいます。

 

Lindis Pass
途中、リンディスパスというところがあったので少しだけ立ち寄りました。
 
一面、タソック(低草木)に覆われたまさに荒野。もう11月中旬(日本の5月中旬)ですが、地面(岩)のせいなのか、強い風のせいなのか、緑の木々がまったくない不思議な光景です。

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あとからWebサイトで調べると、ここの雪景色が絶景とのこと。確かにそうかもしれません。

 

Queenstown

マウントクックから240キロほど走って、昼過ぎにクィーンズタウンに到着です。
 
まずは昼食。街中に行列ができている店を見つけたので、並んでみると、ファーグバーガー(Ferg Burger)という伝説のバーガー店のようです。肉は鹿肉で普通のハンバーガーの倍くらいの大きさでしたがペロリ。1つのハンバーガーのなかに2種類のソースがかかっていて2度おいしいのです。そのうちの1つのソースは間違いなくオタフクソース(だと信じています)。もう一度、訪れたい店。遠くない将来、世界展開するのではないでしょうか。

 
クィーンズタウンに着いたときは晴れ、ファーグバーガーに並んでいるときには雨に、そして食べ終わったらまた晴れたので、歩いてスカイライン・ゴンドラへ。
 
展望台から眺めると、クィーンズタウンは風光明媚、こじんまりとした美しい街。クィーンズタウンの地名にも納得がいきます。岩場にバンジージャンプもありますが、記憶ではここが発祥の地だったのではないでしょうか。

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Te Anau

クィーンズタウンからさらに200キロ弱走って、テ・アナウに到着です。風がとても強く、初夏にもかかわらずかなり寒かったのですが、テ・アナウ湖は寒々しくもとてもきれいでした。。

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テ・アナウの宿泊先(Lakefront Lodge)は、両隣の部屋を行き来する中国人のオッサンが突然、部屋に入ってきたり、シャワーが途中で水しか出なくなったりとアクシデントに見舞われましたが、これも思い出です。

 

そういえば、シンガポールで NZ 人が「オークランドのセブンイレブンは英語が通じない(中国人店員ばかり)」と嘆いてましたし、50歳を過ぎたら NZ に移住することが多くの中国人の理想と聞いたこともあります。

マウントクックのホテルのレストランでは明らかに中国人とそれ以外の人々の座席(ゾーン)を分けていました。レストランの入口で「どちらから? いろいろな言語メニューがあるので」とさりげなく確認が入ります。マウントクックのホテルもクライストチャーチのホテルも宿泊フロアを分けていました。それほど中国人ツアー客が多いということでしょう(ホテル側もいろいろ苦労があるのでしょう)。

 

前夜のストレスもテ・アナウ湖の朝焼けが癒してくれます。

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Te Anau → Milfordsound

この日(11月17日)は、フィヨルドランド国立公園のミルフォード・サウンドに行きます。テ・アナウから120キロほどの道のりです。

 

ミルフォード・ロードを走り続けている間はずっと雨。ミルフォード・サウンドの年間降水日数は300日以上、快晴に恵まれることはまれだとガイドブックに書いてありました。
 
しかし、ミルフォード・サウンドの手前、ホーマートンネル(Homer Tunnel)を抜けると奇跡的な青空に。この奇跡が続いてくれと願いつつ、車を停めてクルーズ乗船ターミナルに向かって歩き出すと、いきなりサンドフライの襲撃に遭いました。慌ててサンドフライ除けを塗りたくります。
 
予約したクルーズ船の出航まで1時間以上ありましたが、幸運にも快晴は長続きし、絶景を十分に堪能することができました。乗船したクルーズ船が小さかったため、動物たちのいる岩場や滝にも近づけこともでラッキーです。
 
ミルフォードの景色については下手なコメントは不要でしょう。

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ザ・エレファントと命名されているらしいですが、よくわかります。

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オプションで海中展望台に立ち寄ることもできます。

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6分の1(60日/360日)の確率で天候にも恵まれ、ミルフォードの景色を存分に堪能しました。海から眺める山々というのもいいものです。

 

帰路、ホーマトンネルの交互通行区間で車を停めて待っているときキー(ケア)が。まったく人を恐れず、食べ物をねだってきます。

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Miller Lake その名のとおり、透明度の高い湖(池)でした。

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Te Anau → Queenstown

翌朝(11月18日)、テ・アナウを早朝に出発。クライストチャーチ行の飛行機に乗るためクィーンズタウンに戻ります。

 

NZ で見慣れた牧場風景も今日が最後かと思うと名残惜しく、ついつい写真に収めたくなります。

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クライストチャーチまではNZ 航空。セキュリティビデオ(シートベルや非常脱出方法の説明)は何のパロディかわからなかったのですがが、確かに面白かったです。

 

日本だとふざけていると非難されそうな内容でしたたが、こっちの方が注目性は間違いなく高いでしょう。ほんとうはオールブラックス・バージョンを見たかった。。。

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Christchurch

クライストチャーチのホテルには、4日前の地震の救援隊も宿泊待機していました。

 

クライストチャーチといえば、日本人も含め多くの人々が犠牲になった2011年の地震とその前年の地震。加えて、4日前の地震です。

ホテルを出て、少し街を歩くと、被害の爪痕がまだまだ多く残っていることに愕然としました。建設中のビルもありますが、解体すら進んでいない建物、更地も多くみられます。街全体の時間が止まり、諦めの空気すら漂っているようにも感じます。

 

そんななか、クライストチャーチでぜひ訪れたいと思っていたのが、カードボード・カセドラル(Cardboard Cathedral)。日本の建築家、坂茂さんが設計した「紙の大聖堂」です。耐用年数は50年とのことですが、一日も早い大聖堂の再建を願うばかりです。

 

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クライストチャーチには一泊、その後、オーストラリア・シドニーで2泊し、シンガポールに戻りました。

 

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